平均課税とは?アフィリエイト収入は「変動所得」の対象外・・

このページは

  • 「平均課税ってなに?」
  • 「アフィリエイトは変動所得の対象なのか?」

みたいな人向けのページ。

 

結論から先書くと

アフィリエイト収入は「変動所得」の対象外なので、「平均課税」は適用できません。

なので、このページに何かを期待してもムダです。

平均課税とは?

平均課税は

「所得の浮き沈みが激しい人は、いっぱい税金取られて損だよね!」
「だから、浮き沈みが激しい人は、直近○年間の所得も考慮して税金を決定してあげるよ!」

みたいな制度。

例えば、次のような所得の

  • Aさん
  • Bさん

がいたとします。

  Aさん Bさん
所得 税金 所得 税金
2015年 200万 5万 500万 120万
2016年 900万 270万 500万 120万
2017年 100万 5万 500万 120万
2018年 900万 270万 500万 120万
合計 2,000万 550万 2,000万 480万

この場合↑、両者ともに4年間の所得の合計は「2,000万」です。

にも関わらず、「累進課税」とかいう金持ち殺しの所得税のせいで、Aさんのほうが70万(550万480万)も税金を多く払う羽目になります。

「故意に所得を上下させてるわけじゃないのに、これじゃAさんがかわいそうじゃね?」

ってことで、「平均課税」という制度があるらしい。

計算方法

「平均課税」の計算方法は

直近3年間の平均所得をベースにして、その平均を上回って増えた所得は、5年で振り分けて税率を決める

って感じで決まるらしい。

 

例えば

  • 2015年:200万
  • 2016年:200万
  • 2017年:700万

という場合、2017年は過去2年間と比較すると、所得が500万も増えている。

この増額分500万を過去5年間に振り分けると、1年あたり100万増額したことになる。

だから、「平均課税」を適用した場合、2017年の所得は300万ということになる。

本来は「700万」だったのが「300万」になるからスゲー得だよね って話。

ちなみにこの計算の例は、「フリーランス&個人事業主 確定申告でお金を残す! 元国税調査官のウラ技」という本の136Pに書いてある内容をパクり引用しました。

あと次のページにかかれている条件も満たす必要があるらしい。

平均課税の対象=「変動所得」と「臨時所得」だけ

「平均課税」が適用されるのは

  • 変動所得
  • 臨時所得

という分類に該当する所得だけらしい。

 

んで、それぞれがどういう所得なのかというと・・・

変動所得とは?

事業所得や雑所得のうち、漁獲やのりの採取による所得、はまちやまだい、ひらめ、かき、うなぎ、ほたて貝、真珠、真珠貝の養殖による所得、印税や原稿料、作曲料などによる所得をいいます。

漁獲による所得とは、普通にいう漁業の所得よりもその範囲が少し狭く、魚類や貝類などの水産動物を捕獲してそのまま販売したり、簡単な加工をして販売する場合の所得です。

したがって、水産動物でないもの、例えば、こんぶ、わかめなどの水産植物の採取による所得や、水産動物であっても例えば、えび、こい、ますなどの養殖による所得は含まれません。

引用:【確定申告書等作成コーナー】-変動所得とは

臨時所得とは?

事業所得や不動産所得、雑所得のうち、次の所得やこれらに類する所得をいいます。

  • 土地や家屋などの不動産、借地権や耕作権など不動産の上に存する権利、船舶、航空機、採石権、鉱業権、漁業権、特許権、実用新案権などを3年以上の期間他人に使用させることにより、一時に受ける権利金や頭金などで、その金額がその契約による使用料の2年分以上であるものの所得

引用:【確定申告書等作成コーナー】-臨時所得とは

ということらしい。

 

んで、アフィリエイト収入が該当しそうなのは「変動所得」なわけですが、引用した文章を見た限り該当しそうにない・・。

そもそも「アフィリエイト収入」が「変動所得」に該当するなら、
ヨドバシやAmazonのようなECサイトの収入も「変動所得」になっちゃうよね。それじゃ困るよね。

というわけで、「アフィリエイト収入」は「変動所得」に該当しない。

だから、「アフィリエイト収入」を「平均課税」することはできない。

残念無念。

 

「いやそれでもワンチャンあるんじゃね!?」と思う人がいるかもしれませんが

こんな素晴らしい節税方法があるなら、いろいろなブロガー・アフィリエイターが紹介しているはずだろうから、紹介されていない時点でお察しだと思われます。

 

おわり

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